IOCと日本政府の国民不在のオリンピック茶番劇
- 2021.05.28
オリンピック開催のIOCと日本政府の虚々実々の発信が続いている。しかしIOCと日本政府が争っているのではなく、IOCと日本政府が一緒になって国内世論や世界のメディアと戦っている感じです。もう中止判断の時期は過ぎた、もう飛行機は飛び立ち降りるチャンスは無いと言いたいようだ。しかし飛び立った飛行機はいつでも緊急着陸が出来る事も分からないようだ。
地球と共に生きる時代のニュースと感想
オリンピック開催のIOCと日本政府の虚々実々の発信が続いている。しかしIOCと日本政府が争っているのではなく、IOCと日本政府が一緒になって国内世論や世界のメディアと戦っている感じです。もう中止判断の時期は過ぎた、もう飛行機は飛び立ち降りるチャンスは無いと言いたいようだ。しかし飛び立った飛行機はいつでも緊急着陸が出来る事も分からないようだ。
65歳以上のワクチンの接種が加速化している。国が東京と大阪に設置した大規模接種会場だけでなく都道府県でも独自の大規模接種会場の設置が進んでいる。初めはワクチンに積極的な人が集中して殺到して混乱が起きているが、やがて予約は落ち着いて行くでしょう。
日本でも高齢者を中心にワクチン接種が進んでいますが、早く孫に会いたいとか、マスクを外したいとかいう切実な願いが多いです。しかしワクチンを打っても以前と全く同じ世界が戻って来ると考えるのは短絡かもしれません。ワクチンの効果期間や追加接種の必要性などが想定され始めているからです。
新感染症後の片鱗が少しずつ見えてきて、ワクチン接種が進んだイスラエル、英国、米国、フランスなどで再開に向けて動き出しています。人々は長い制限にしびれを切らし外食や集会を楽しみにしているようです。これを見るとワクチンが普及すれば飲食店や旅行などが一斉ブームになるのではないかと思います。
ワクチン予約が殺到していてネットや電話がパンクしているというニュースが流れる。今は対象者が65歳以上という事で死亡率がもっとも高い年代なので死の恐怖から逃れたい人々で予約が殺到しているのだろう。また早く前の様に日常生活を取り戻したいという人も多くいるかもしれない。
オリンピックが評判が悪いのはIOCによる二重構造があるからだ。東京オリンピックと言っても本当の主催者は東京でもなく日本でもなくIOCである。結局決定権はIOCが握っているので東京や日本では自由に開催規定を変えられないのである。新感染禍だからと言って思い切った政策を打ち出せないのもIOCにお伺いを立てないと何も出来ないからである。
世界のスポーツは割と回復してきている感じです。単独のスポーツは順調に行われているようです。世界のスポーツはどんどん専門化してきており、総合的にまとめて行われる祭典的なものは必要無くなっている気もします。つまりスポーツ単体でも十分商業化が成り立ちペイできる状況です。そんな中、新感染症禍でより厳しい新感染症対策が求められるオリンピックの存在価値が問われています。