今何が起こっているのか?新型感染拡大局面
- 2020.07.15
- アフターアース
これまでPCR検査のハードルが高すぎたとして反省で徐々にPCR検査が身近になって来ています。誰でも何時でも何回でも検査を受けられる状態にする事が理想としてその方向に進んでいる。
東京都ではホストクラブを中心にクラスターが発生し、集団検査も行われていて感染者数を押し上げています。これが近隣県に波及して集団検査がおこなわれ、感染拡大は全国的な広がり見せようとしています。
そんな中、イベントで5千人緩和が行われ、来週22日にはgo toキャンペーン開始が前倒しされる事になりました。この余りにもタイミングの悪さに政府への批判が高まっています。折り悪く劇場での集団感染も明らかになりこれも全国に拡大しました。
感染事案では臨機応変の対応が肝要です。前回の緊急事態宣言でも、もっと早く出していれば感染の山をもっと低く出来て志村けんも亡くなる事は無かったかもしれません。
それなのに、政府はまたしても素早い対応が出来ないでいます。それどころか感染拡大はしていない、検査数増大で発見者が増えているだけと言い切って経済拡大にアクセル全開です。
もう医療関係者も地方自治体長からも反対の声が出始めている中で政策を強行しようとしています。硬直した行政と言わざるを得ません。これでは感染拡大をどうやって防ぐのでしょう。
少しでも感染拡大の兆候が見えたらブレーキを踏む、拡大が止まってきたらブレーキを緩める。この繰り返しが感染対策の要です。その基本を忘れて、もつと被害が大きくなってから対策すれば良いと考えているならば大きなしっぺ返しが来るでしょう。
恐らくこの様な政策を行うならば来年のオリンピックは無いでしょう。余りにも無策、緊張感のない政策は大きな代償を伴います。なぜ1週間や2週間の延期も出来ないのか不思議でなりません。そんな事も出来ないようでは、どうやってこの感染症と戦って行くのか皆目見当もつきません。
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