押印制度見直す、政府が経団連等と共同宣言
- 2020.07.09
- アフターアース
テレワークを阻むとして問題になった押印制度を見直すとする共同宣言を政府が経団連等と発表しました。これで長年続いてきた押印制度が廃止になるでしょうか。
所でどうして見直すという共同宣言なのでしょうか。これを聞いただけでも前途多難な問題なのだな思ってしまいます。長年の慣行というのはそれが法的な意味を保たなくても法的な意味合いを持ちます。
まず前提として役所関係の書類の押印廃止が初めに必要です。本来契約書に押印が必要なのは決められた物だけなので、まずそれを無くします。そしてそれ以外の本来押印が必要ない書類の押印を全て廃止します。その前に全ての押印は法律的に無効とする裁判所の判定が必要になります。
これはわざわざ最高裁判所から発表が必要になると思います。そうしないと国民は信用しないでしょう。それくらい長年の慣行というのは根強いものです。もともと曖昧のまま制度化してきたものですから、かなり強いメッセージを出さないと無くなりません。
却って押印のある書類は正式文書と認めない位のインパクトのある承認が必要でしょう。特にこういう事は上から始めないと、皆回れ右してくれないので大事です。
-
前の記事
トランプは史上最低の大統領で米国史の汚点なのか 2020.07.08
-
次の記事
トランプ大統領は、もう誰にも止められない巨大なリスク 2020.07.09