このまま行くと感染者は0になるのか?
- 2021.10.25
- アフターアース
東京都の新規感染者が毎日前週同じ曜日の半減近いペースで減っています。このままのペースで行くと0になる日も近いと思ってしまいます。しかしこれまでの例でいくと必ず減ると一定期間をおいて増加に転じているので、このまま消えて無くなるとは考えにくいです。
それは、やはり感染者が減ると、制限が解除され、人出が増えて、気も緩んできて、飲み会や夜の街にも出歩く機会が増えるからでしょう。そうやって徐々に増えていき、やがて感染爆発を引き起こす。これまではこのパターンの繰り返しでした。唯一違うのは今回、ワクチン接種した人が6~7割に達し感染率が大幅に下がった事です。また例え感染しても発症化や重症化を防ぐので医療ひっ迫を抑える事が出来ます。
だから、まだまだ減っているのは多くの人々が行動に抑制的で感染対策を守っている人が多いと考えられます。その状態が続く間は感染者は減り続けるでしょう。しかしやはり不自由な生活が何時までも続けられる訳でもなく、人々は旅行や外食を求めています。やはり感染者が減って行けば、もうそろそろいいかと思い始めるでしょう。
そういう意味では感染者が多少増えても、これまでの様に制限をしなくても良いだろうという対策になっていくでしょう。だから今は出来るだけ感染者を減らして感染の山のスタート地点を出来るだけ低い状態から始めたいという段階です。第5波も感染者は最大でしたが重症率や死亡率は以前に比べて低い状態でした。第6波も同じ山が来ても大幅に重症者や死亡者は減るだろうと見られています。
これが今世界で起こっている事で、EUや米国では感染者が再び最大化しようとしている中でも死者は少ないから良しとしている所もあります。しかしロシアでは死者も最高になっていて、これはワクチンが3割程度になっているのが理由のようです。米国も6割程度で頭打ちになっていて死者も決して少ない人数ではありません。
主に海外ではマスクや社会的距離も止めてしまった所が多く、この点、日本では継続出来ているのがリバウンドが起きない原因ではないかとも見られています。徐々に日本でも経済活動が戻ろうとしていますが、やはり殆ど0になるまで感染対策を続けて行ければ良いと思います。東京都の感染者が0になったら思わずハッピーになってしまうのではないでしょうか。
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