法律が無いからと言って放置状態だった国や地方に不満の人々
- 2021.09.22
- アフターアース
日本は戦後ずっと平和だった為、これと言った国際紛争もなく過ごして来てしまった為、平時しか想定されてない法律体系で成り立っていました。それが東日本大震災の原発事故や新感染症かで非常時の体制が出来ていない事が露わになり、多くの犠牲を出してしまいました。
特に新感染症の第5波では医療がオーバーフローしてしまい入院出来ない方が多く亡くなりました。これは非常時にも関わらず平常時の体制で何とかしようとしてしまう思考法の部分まで日本を蝕んでいると言えるでしょう。頭の切り替えが出来ないというか、非常事態の法整備も無いのですから無理はないのですが、目の前で火事が起きていても日常生活を続けてしまうような滑稽さが含まれています。
これは喜劇と言うより最早悲劇です。救急車が来ても死にそうな人を病院にも運べないのに、一方では市民が平然と日常生活を送ったりレジャーを楽しんでいたりする。完全に分断化された日常を歩んでいて、新感染症になった人だけが不幸を全部背負っているようなものです。運が悪い人だけが地獄に落ちて誰も手を差し伸べないような社会では救われません。
日本の政治家も急に起こった変化について行けなかったのは否めませんが、余りにも国として非常時の想定がされていないのは否めません。これが今政治家に最も求められる所でしょう。また医療体制の見直しも必至です。もう感染症ひっ迫の想定のない医療体制は考えられないし抜本的体制の見直しも必要です。これをどう速やかに行っていくかが問われています。
今度の総理大臣はその辺りを確実にやって行ける人が選ばれるべきでしょう。そうでなければこの新感染禍で亡くなった人に申し訳がありません。
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