オリンピックの置き土産、感染者急増で最大の危機
- 2021.08.11
- アフターアース
オリンピックも終わり、バッハ会長も銀ぶらを楽しんで、後は野と成れ山と成れで、満足して帰っていったようです。ご機嫌を損ねず帰らせた事は日本オリンピック委員会としては是々非々であったかもしれませんが、制限を守って帰って行った選手にも、制限を守っている日本人にも許せるものではありません。
東京都の感染者は急増し、新規感染者も過去最多、重症者も過去最多に陥ってしまいました。全国の死亡者は少数に留まっていますが、昨日は12人と二けたに乗り、これからの増加が危惧されます。ワクチン接種も新規感染者の歯止めになるほどの割合に達してないし、変異株では重症化を防いでも感染は防げないという結果も出てきています。
重症化を減らすにも、もう少しワクチン接種の割合を増やさなければなりません。そして日本はお盆休みに入ります。ここしばらくは休日モードに入るので感染者数も抑えられるかもしれません。しかし人の移動がどれ位抑えられるか、地方への感染拡大など予断を許しません。
お盆明けの来週、火曜、水曜の感染者の数字がどうなるか。直近もオリンピック開幕の連休明け火、水であっさり過去最高の2000を突破し3000台まで到達したのでした。今回も17日火、18日水、辺りで7000~8000台の大台に乗る可能性も予測されています。
小池知事は感染対策の積極性を喪失していて何ら強いメッセージを出していません。政府も帰省ははしないで親せきで集まらないで、同窓会は延期してと国民の自主性頼みに終わっています。ワクチンも二度目が5割に達するには8月一杯かかりそうです。
ここが日本の最大の危機に見舞われそうタイミングになっています。どうやってこれを乗り切れば良いのか。最大の注目点です。こういう話も出ています。
5類にすると有料になるので病院に行かない人が増えて感染者が隠れてしまうという問題もありますが、新感染症は普通の病気、インフルエンザと同じとすれば隠す人も少なくなると思います。それにはもう少し重症者を減らしたいのでワクチンの比率を上げたい。
まさにこのタイミングの問題になってきていると思います。自民党としても重症者が減った段階で5類相当の扱いにして医療ひっ迫の危機が消えれば、選挙の環境が整うのでそれまでにはそういう状況に持って行きたい所です。
このギリギリ感、日本人が好きな、いや全米が好きな絶体絶命感ですが、こんなシナリオ誰にも書けないような劇場感ですので早く漫画化や映画化が待たれるところかもしれません。それもこれも政府の失策の成せる業なのですがコンテンツとしては最高の舞台が整ってしまいました。なんて不謹慎、オーマイゴ!
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