パリ・オリンピックはオリンピックの常識を変える試金石
- 2021.07.12
- アフターアース
中華思想の伝統を持つフランスでは自国第一主義を標榜するがパリオリンピックでは絶対に開催の主導権が自国にある事をIOCに譲らないだろう。そこは日本とは真逆の国だからパリ・オリンピック以降はそれがスタンダードになってくれる事を期待する。
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残念ながら東京オリンピックは既に契約が完了していて何一つ新感染禍の開催においてIOCとのあり方を変えられなかったが、今後のオリンピックでは大幅な契約変更が行われるだろう。新型ウイルス感染症は新感染症で終わりではないからだ。これからも新しい感染症の出現はあるはずだ。オリンピックも開催地が決まらない程人気が低迷し始めた。IOCもこれまでの様に強気の立場を修正するよう余儀なくされるでしょう。
IOCが譲歩しなければパリオリンピックの返上も辞さない勢いでフランスはIOCに様々な要求をして来ることが予想されます。感染症だけでなく温暖化による異常気象もオリンピック開催の変動要因になっています。様々な非常事態が考えられる昨今、これまでの常識が通じなくなってきています。これはあらゆる契約上にも影響が出てきます。
日本は世界に全く影響を与える主導権を取れませんがフランスや中国は自国主義が強いですからオリンピックを含めてあらゆる関係が見直しされるようになるでしょう。その第一歩としてパリオリンピックの契約条件が注目されます。まぁこういう契約は二者間の非公開となる場合が多いですが、フランスには今後のオリンピックのスタンダードを確立するという意気込みを持って今後の世界に通用する標準体系として世界に公開してもらう役割を期待しちゃいます。
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