IOCと日本政府の国民不在のオリンピック茶番劇

IOCと日本政府の国民不在のオリンピック茶番劇

オリンピック開催のIOCと日本政府の虚々実々の発信が続いている。しかしIOCと日本政府が争っているのではなく、IOCと日本政府が一緒になって国内世論や世界のメディアと戦っている感じです。もう中止判断の時期は過ぎた、もう飛行機は飛び立ち降りるチャンスは無いと言いたいようだ。しかし飛び立った飛行機はいつでも緊急着陸が出来る事も分からないようだ。

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幾ら時期が過ぎても、インドの様な状態になってしまったら開催なんて出来る訳ないのにIOCはとんだ能天気集団と言わなければならない。全くこれまではブラックリブズマターやLGBTの協賛者と見られたIOCだが、パンデミックも全く考慮しない狂気集団である事が明らかになってしまった。こんな国民不在で賛同が得られるはずもなく政府は何を考えているのだろうか。

こんな実態が明らかになったIOCはこれからオリンピックを続けられるのだろうかと他人事ながら心配になってしまう。不公平な契約条件も今回明らかになったが各国はこれから大幅な見直しを迫る事は間違いないし、もちろん日本だけの特殊事例かもしれません。しかしオリンピックの意義は大幅に低下したと見るべきだろう。

もうこれからのオリンピック候補者も現れず、オリンピック自体が持続可能性を問われています。例え日本で従来通りの開催を出来たとしても北京やパリではこれまでにない開催条件を強いられる事になるだろう。IOC自体も大幅な組織改変を迫られるはずだ。

こんなパンデミックが起きても今まで通りを強行するIOCや日本政府はもう終わっています。アフター感染はその存在の価値を見直しする事を迫られています。旧世代、旧思考はこの時代を乗り越える事はできないのです。アフター感染元年としてもこれまでのやり方を変えていく事が必要なのです。