アフターワクチンの世界はどうなるのか
- 2021.05.26
- アフターアース
日本でも高齢者を中心にワクチン接種が進んでいますが、早く孫に会いたいとか、マスクを外したいとかいう切実な願いが多いです。しかしワクチンを打っても以前と全く同じ世界が戻って来ると考えるのは短絡かもしれません。ワクチンの効果期間や追加接種の必要性などが想定され始めているからです。
まず最初に2回のワクチン接種後、1~2週間経つと免疫が出来て効果が発揮します。現在では米国の1億人余りの調査で接種後の感染率は0.01%という驚異的な数字が出ています。だからといってマスクをしなくて良いとは限りません。本人は罹らなくても周りに移してしまう可能性は皆無ではないからです。また変異株ではこの感染率も下がると言われています。
米国も国内の感染者は減少していますが、日本への渡航禁止を打ち出したのは変異株の脅威があるからです。またファイザーなどでは変異株に対応したブースターを開発中でそれを追加接種する計画を立てています。ワクチンの有効期間も1年程度と見る見方が大半です。そうなると1年または2年おき位の定期接種が必要になりますが、しっかり決まるまでは、ゲリラ的に新感染症が発生する事が想定されます。
つまりワクチンの効き目が弱くなっている人が多くなってくると不定期に新感染症が発生するようになるのではないでしょうか。大半の人が免疫があるから大流行にならなくても、一定間隔で現れてワクチンの必要性がリマインダーの様に現れてくるのかもしれません。この辺も実際にどの程度の規模で現れるのか現実になってみないと分からないかもしれません。
そういうのが日本全国でゲリラ発生的に表れてゲリラ新感染症発生と呼ばれるようになるかもしれない。〇〇市でゲリラ新感染症発生、お酒を出す店に休業要請、ワクチン接種呼びかけ等が行われるのかもしれません。そうなるとワクチンが普及しても行動制限が無くなる事は永遠にないのかもしれません。今みたいに大規模なものではないですが小規模にゲリラ的に発生しそうです。
これがアフター新感染症の現実かもしれません。まだまだ先が見通せないアフター新感染症ですが、やはり新感染症以前には決して戻らないという覚悟は必要な気もします。まぁ殆ど以前のような状態に戻っても、小規模な発生なら容認できるリスクとして受け入れられるかもしれません。それまでもう少しの忍耐が必要になります。
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