オリンピックのじり貧政策このままでは絶対無理

オリンピックのじり貧政策このままでは絶対無理

オリンピックが評判が悪いのはIOCによる二重構造があるからだ。東京オリンピックと言っても本当の主催者は東京でもなく日本でもなくIOCである。結局決定権はIOCが握っているので東京や日本では自由に開催規定を変えられないのである。新感染禍だからと言って思い切った政策を打ち出せないのもIOCにお伺いを立てないと何も出来ないからである。

五輪「中止」43%、「再延期」40% 朝日世論調査

そして東京や日本とIOCの関係が風通しが良くないのが問題である。それこそ前の森会長の方が良かったのだろうが、彼は完全での実施を求めていたからどっちにしろダメだろう。しかし今なら彼の方が大胆な方針転換を実施出来そうである。今更言ってみても無用であるが。

この状況でどうしてもやるなら、大胆なオンラインの導入を進めないとダメだろう。報道も外国記者は一切入れず、全てオンラインで配信する。そういった仕組みを考えるなら今から準備をしなければ間に合わない。それなのに日本のオリンピック委員会は規模縮小は認めても従来のやり方のまま開催しようとする。これでは国民の賛同は得られないどころか世界からも批判が高まるばかりである。

もちろん今までにない方法で全く新しく始めるには、様々な混乱が起こるでしょう。それをいきなり本番で始めるのは難しいかもしれません。しかし、今はそれ位切迫した状況であるはずです。もしそれで混乱が想像できないならあっさり中止を決定するしかありません。

それ位の非常事態なのだから決定権をIOCから全権委任してもらって自由に独自のオリンピックを実施できなければ開催は覚束ないでしょう。それ位の決意があるかがオリンピック実行委員会は求められているのです。このままIOCに従っているだけでは絶対開催など無理なのではないでしょうか。