東京都の新規感染者は下げ止まりなのか
- 2021.03.03
- アフターアース
東京都の新規感染者数が下げ止まっているという。しかし素人目にはグラフを見ていると飛行機は急低下した後、徐々に高度を下げ着陸姿勢に入って無事着陸しそうである。しかしその滑走路が1日200人前後の高原地帯であるらしい。しかしグラフはキレイな波のグラフを描いているのである程度予測可能であったはずだ。減少スピードから考えてこの事態を専門家は予測できたはず。
“宣言”期限まで5日 新規感染者“減少ペース鈍化” 一体なぜ?
つまり、東京都の今の状態では、飲食店の夜8時までの時短要請だけではこれ位までしか感染者数が減らないという事だ。他の地域では減少しているのに、東京ではなぜダメなのか。やはり東京では全国からの人の移動が多いから流動性が他より高いのかもしれない。このままだと単に期間延長でも減少速度は遅く、制限を強めなければならないかもしれない。
前回の緊急事態宣言解除も解除したとたん実は東京では着実に感染者が増えていたのです。それがハッキリ分かるグラフがあります。
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/japan.html?y=0&dmax=2021-03-03
これは上記URLの東京だけを表示したグラフです。ここでは5/23日が最低点です。東京都では5/25に一回目の緊急事態宣言が解除されています。そこからうなぎ上りに感染者が増えています。このグラフは対数グラフで少数時の上昇が敏感に反映されますが却って実態が良く分かります。このままでは東京は高止まりのままというのが良く分かるでしょう。
東京では月曜を除いて100人を切るのが非常に難しい状態です。第二波以降の小康状態でも70~100人の間でした。今回もこれ以上の減少は困難と思われます。また春先の3月から4月は昨年の例から分る様に年末年始に次いで感染者が急増しやすい時期です。ここをどう乗り切るかが問われています。
そう考えると何の制限もしないで首都圏を解除状態にする事は考えられないでしょう。飲食からの感染は今でも報告されているので、何らかの検査を設けて合格証を発行する必要があるかもしれません。兎に角これまでの制限方法では限界なので、感染を防ぐ飲食方法の厳格化を求めていく必要がありそうです。
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