救急車が搬送先を決めるのに電話しかない現状をどう見るか

救急車が搬送先を決めるのに電話しかない現状をどう見るか

入院受け入れの病院を決める為に一件一件電話をしなければならないのが非常に非効率。これを一刻も争う緊急時に行わなければならないのは21世紀にもなって恥ずかしい限りである。日本がIT化で遅れている事は今更の事だが、デジタル庁が作られるのもそういう理由からだ。

救急医療、IT活用進化 救命率の向上に

上記のリンクは2011年の記事だが、今にも至るまで救急医療の現場は電話で一件一件搬送の問い合わせをしているらしい。こんな事が一刻を争う緊急時に行われている事が信じられない。今時ホテルだって空きがあればネットで一発で検索出来るのに救急現場がそんなアナログな方法を延々と続けているなんて。

緊急性の高い現場では昔ながらのテクノロジーが残りがちですが、救急の現場はまさにそれを地で行っています。しかし命に関わる事ですから、やはり改めなければなりません。21世紀に相応しい緊急医療を実現しなければならない。タブレットなどで一発で搬送先が見つけられるようにならなければならないでしょう。

一覧でどこが埋まっていて、どこが空いているか見通せるようにならなければ話になりません。デジタルはコンシューマー方面の方が早く進んで行く傾向がありますが、さすがにこの状態を続ける事は許される事ではありません。デジタル庁の立ち上げの前に一刻の猶予もなく進めなければならないでしょう。

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