新感染症ワクチンは量が不足するかも正式契約で年内に
- 2021.01.21
- アフターアース
新感染症のワクチンでファイザーとの正式契約のニュースがありましたが、供給期限が年内にずれ込みました。これにはファイザーの工場設備更新で供給が遅れる事が欧州で明らかになっており、その影響を受けたと考えられます。
ワクチン 当初「6月末」で合意もファイザーとの正式契約は「年内」に
その代わりに1200万人の追加になったものと思われます。つまり、これは遅れる分の代償であり、交渉で押し切られた形です。まぁ、日本としても一般の人は5月から始まる予定なので、無理に6月までで無くても良いと判断したのかもしれません。しかし年内となると最大6ヶ月遅れになるので、大幅な遅れです。
その間にファイザーは欧州に優先して供給する事になるでしょう。欧州各国ではファイザーの遅れに契約違反だと激しく非難していましたから。上手く日本の分を持っていかれた感じです。日本は交渉下手と言われていますが、本当にこんな事で大丈夫なのでしょうか。してやられた感しか感じられません。
日本はこれで相当後回しになりそうなので、ワクチンの計画にも影響を及ぼす可能性もあります。なんと言っても12月まで入って来なくても文句を言えない立場になってしまいました。なるべく6月まで早くと言っても口約束では何の意味もありません。
せっかく接種計画を綿密に立ててもモノが入って来なければ話になりません。先にワクチンを確保してから計画を立てなければ絵に描いた餅になりかねません。まぁ、そうなったら菅内閣も総退陣かもしれません。
-
前の記事
日本の政権が新感染症は風邪派だったらどうなっていたか 2021.01.21
-
次の記事
ファイザーのワクチン供給大幅遅れか供給開始目処立たず 2021.01.22