大量検査で感染者早期発見は日本では無理だった
- 2021.01.13
- アフターアース
なぜかと言うと医療体制が日本では出来ていないから。ホテル等の療養所でも良いですが、突然重症化する人の対応が難しいです。また新感染症対応が公立病院に限られ入院患者数が圧倒的に少ないです。
こうした現状では、欧米のような大量検査で早期発見隔離が出来ません。日本の医療は通常時には世界最高の医療体制でしたが、長年の平和で最適化された為、それ以外に対応出来なくなり、緊急事態に全く対応出来ない事が明らかになったのです。
東京都が3病院を重点病院に 専門病院化(フジテレビ系(FNN))
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日本の医療が、これから取れる道は公立病院の比率を高めるか、私立の病院でも緊急時、感染症患者に対応が出来るよう柔軟な体制にしてもらうかしかありません。日本医師会はその決断を早急に求められるでしょう。それも出来ないなら解散するのが世の為です。
しかし、日本がこうも纏まらない国になったのは戦後の民主化及び、日本国憲法の達成の成果でしょうが、有事の事が全く考慮されてない事は困った問題です。一億火の玉でも鬼畜米英でも良くも戦前の日本は一致団結出来たものだと感心します。
日本のシステムは総てが平常時を想定したものです。それは安全を全て米軍に依存して成り立っているものです。自衛隊もありますが、国際情勢の中で動くことができず限定的です。今回新感染症のおかげで医療体制の問題が明らかになりましたが、食品の流通や交通など様々な問題が横たわっているはずです。
余りにも長く続いてしまった平和で日本は国の機能の要諦である緊急時の動きが全く出来ていないのです。今回偶々新感染症が日本で感染者が少ない傾向に現れたのは全くの運で偶々です。これが欧米の様に広まったらと考えただけでも身の毛がよだちます。
為政者も全く緊急事態にどう対応していいのか右往左往していたと言うしかありません。平和が長く続いた事は全く良いことでしたが、常に緊急事態に備えられる様、システム再構築が急がれます。今の米国の惨状を見ていれば米国だけに頼る事が出来ない事は明らかです。
全ての再構築が必要なのです。
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