飲食店を中心に制限した緊急事態宣言は間違いだった

飲食店を中心に制限した緊急事態宣言は間違いだった

飲食店を中心に制限をした今回の緊急事態宣言ですが、早くもその効果が危惧されています。昼間の人出が余り減っていないからです!直近の比較では半減しているものの、前回の緊急事態宣言とでは2~4倍の人出らしい。

緊急事態宣言、なぜ効果低い? 経済学者が分析「罰則も期待できず」

まぁ、前回と違いデパートは開いてるし、イベントも開催されているし、何よりも人々の警戒感も全然ありません。一つには今回政府が新感染症が大分わかってきて、効果的な制限対策に絞る、と言った事自体が警戒感を薄れさせる原因になっているという笑えない事実です。

出来るだけ経済の影響少なくするという目的も外出を促しているとも言えるでしょう。外出が多いから経済が止まらない訳で、言うなれば、政府が望んだ通りの緊急事態宣言が実現していると言えます。

しかしこれでは感染拡大が止まらないのではないかという危惧が専門家から出ています。これは大いなる社会実験なのか。研究者にとっては胸アツでしょうが、それを実効性が求められる緊急事態宣言でやってしまっては失格です。

飲食店の夜8時の時短営業でどれだけ感染者が減るかという社会実験が期せずして実行中なのですから。今回、前回と同じ制限の緊急事態制限でも効果は薄くなると言われてもいました。二度目で人々が新感染症慣れしているからです。前回も多くは8時まで時短要請でしたが、多くの施設で自主休業に入りました。

やはり新感染症がどの位感染力があるか判らないという事で警戒感がずっと高かったからです。それなのに制限を弱めてしまったので余計に効果が薄くなったと言えるでしょう。こういう心理的側面も考慮に入れて計画を立てられなくてはいけません。

分科会はそういった心理的側面や綿密な計画を立てられる才能の人がいないのではないのか。これが日本の最高位の能力を集めたプロジェクトチームだとしたらガッカリと言うしかありません。誰か俺こそはこの局面を打開出来ると言う人が現れて欲しいものです。