笛吹けども踊らず、勝負の3週間もどこ吹く風、緊急事態宣言は不可避か

笛吹けども踊らず、勝負の3週間もどこ吹く風、緊急事態宣言は不可避か

人間、三度目ともなると大分余裕が出てくるものである。もう死者も重症者も一回目の緊急事態時の数を超えているのに、外出自粛どころか人出が増えている所もあるという。これでは感染者は全然減らないだろう。時短営業などの小手先の対策では急増は避けられても横ばいで高水準の状態のままが続いてしまい医療崩壊待ったなしである。既に北海道の旭川では医療崩壊状態との認識という事です。

有名無実の「勝負の3週間」 警戒緩み人出盛り返す 鉄道客も高止まり(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

政府も掛け声だけで、勝負の3週間だのスローガン倒れに終わってる。国民も掛け声だけで具体的対策に動き出さない政府を見透かしているようです。ここまで来ると緊急事態に類する具体的な制限策を実施しなければ感染を抑える事は不可能と思われます。このままだと北海道や大阪だけでなく全国に医療崩壊が飛び火してしまう恐れがあります。

医療関係者はこの事態に一刻も早く強力な制限策を求めていますが、政府としてはこのままで縮小に転じてくれないかと淡い期待を抱いているようです。これも一回目の緊急事態宣言時に緊急事態は必要なかった、やらなくても縮小に転じていたという声が多くあったのも影響しているようです。しかし、あの時は国民が緊急事態に先んじて外出自粛を行ったからです。しかし今回は全然外出が減りません。そして政府も緊急事態宣言を出す雰囲気でなく、もう収拾がつかなくなっているのではないでしょうか。

北海道も大阪も赤信号とか言っている場合でなく、地域的に緊急事態宣言を行うべきでしょう。横這いでは医療崩壊は防げません、一旦ガクンと新規感染者を急減させなければ医療体制が持ちません。そういったハンマー対策が全く出来ていないのが日本なのです。もう誰も責任を持たないで成る様になれ状態です。まるで敗戦末期のこのまま行くしかない状態で誰も手を付けようとしません。無責任体制がまたもや復活したかのようです。