東京だけ感染者が特に多いのは何故
- 2020.06.20
- アフターアース
他の地域が1桁なのに東京だけ20〜40人の感染者がコンスタントに出続けている。一体どうしてって思ってしまいます。これは実体を反映していないのではないか?
東京で今問題になっているのは夜の街、ホストクラブ関係である。しかしこの問題は緊急事態宣言が出される前の3月頃から言われていたので、何の手も打てずにここまで来てしまった事に問題がある。
それが原因で東京で増えてしまったなら間違いなく失政である。ここから徐々に市中感染が広がっているなら何としても止めなければならない。原因が分かっているのに何もしてこなかったとしたら責任は重大だ。
それ以外に理由があるとしたら、東京だけが実体を反映していて他の都市の感染が表面化してないとも考えられる。東京では連日感染者が沢山発表されるので、発熱すればかかったかもと思いやすい。
所が他の都市では殆ど感染者が出ていないので、発熱してもまさか自分が新型とは思わないのではないだろうか。それと周りが誰も感染していないのに、自分だけ感染する訳がないと思うだろう。それで我慢してそのうち治ってしまうパターンも考えられる。
これは先日行われた抗体検査でもその傾向が現れていた。東京が実際の感染者と抗体保持者の比率が一番近く、大阪と宮城では離れていた。
都市 抗体者比率/感染者比率=倍率
東京 0.1/0.038=2.63倍
大阪 0.17/0.02=8.5倍
宮城 0.03/0.004=7.5倍
東京では発見されてない感染者を含めても2.6倍にしかならないのに、他は7〜8倍になっている。これは他の地域では発症しても検査に行かない傾向があるのではと疑わさせる数字である。
それともやはり東京は首都という特別な場所だから密度も接触機会も段違いに違うのだろうか。国会もずっと会期中でしたし。それでも東京と大阪の違いが大き過ぎると思うのは筆者だけだろうか。
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