今週が鍵の東京都の新規感染者数、政局を揺るがす事態に
- 2020.11.25
- アフターアース
go toトラベルの東京発着問題も決まらない中、今週の新規感染者数が政局に影響を与えるかも知れない。連休も絡んで数字が変則的になっているが連日過去最多を更新しており、このまま行くと先週の539を上回るのは確実の情勢です。
これが600人が我慢の限度で、700、800、1000以上となった場合、政権批判が高まる事は間違いありません。中でもgo toトラベル、go toイートの実施の是非、中止判断の遅さが問題化するでしょう。
政府のGoTo停止、場当たり対応 知事に判断「丸投げ」(時事通信)
実際決まったのは札幌市、大阪市を目的とした旅行のみ中止であり影響は殆ど無いと言って良いです。殆ど中止しましたという言い訳の為に用意された施策と言っても良いでしょう。こんな事を分科会は求めた訳ではありません。
分科会の提言は接触機会の半減を目指した思い切った制限策を求めた筈です。それには東京発着のgo toトラベル中止が無ければ意味が無いと言って良いでしょう。分科会は最終的に政治が決めることとして口には出しませんでしたが、答えは余りにも明確でした。
それなのに分科会が口に出さなかった事を良い事につけ込んで東京除外を無視しようとしています。分科会が設けられたのは前回、専門家会議が余りにも政治に踏み込んだ決定をした為、経済の事が考慮されてないという反省から生まれたものですが、意を汲まなければ政治家として失格です。
いずれにしても、今週の東京都の感染者数で日本の政治が大きく動く可能性を秘めています。これが手遅れになってしまったら、取り返しのつかない事態となり政治責任をとらされる事になるでしょう。小池都知事も無事に済むとは思えません。
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