5Gと携帯料金の悩ましい関係
- 2020.10.14
- アフターアース
日本では20GBの料金が世界的にも割高だとして、菅政権が値下げを求めていますが、20GBなんて5Gだったら2~3秒でダウンロード出来てしまうのに、これで料金を下げたって、5Gではどんな料金になってしまうのか?
そもそも5Gの料金体系はどうなっているのか。膨大のデータ量が瞬時に受け取れるのは良いですが、料金も膨大になってしまっては意味がありません。
これはiPhoneが入って来たときもこれまでの携帯とは通信量が桁違いに膨大で、定額制という料金が生まれたきっかけになりましたが、5Gもデータ量に関係なく5Gのサービスとして定額制を出さなければ、誰も利用しないでしょう。
そうなると、20GBの料金を下げるとかなんて余り意味が無くなってしまいます。携帯の料金は下げる必要がある。けれど5Gのサービスは利用して貰いたい。5Gは付加価値サービスとして料金を上乗せしたい。
まぁ、世界的には、特に欧州では5Gが遅れているので、そこは違いが出せると思いますが、5Gだから割高ですという言い訳が何時まで通用するか。しかしiPhoneも5Gの発売が発表されて、日本もいよいよ5Gが本格的に普及するでしょう。
そうなると、この時期料金体系の値下げも難しくなってきます。5Gは別料金とすれば良いですが、そうなると普及の足かせになりかねません。これは中々突破口が見いだせない難問になりそうです。
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