PCR検査の功罪、新型検査で陽性の信頼性
- 2020.10.09
- アフターアース
この所、また芸能人の感染が相次いで見つかっている。しかし何れも無症状と言うことです。これは事前の参加者全員のPCR検査などで見つかったものです。
この全員検査というのがPCR検査では結構問題になります。PCR検査ではウイルスが存在するか否かしか検査出来ず、感染しているかまでは判らないからです。
もしかして偶々事前に吸い込んだ空気の中にウイルスがいて、感染してないのにPCR検査で陽性になってしまう事も考えられます。また、すっかり治っているのに死んだウイルスが引っかかって陽性になる事もあります。
このようにPCR検査は感度が高過ぎて感染していない人も陽性と判断されてしまうのが問題と言われ始めています。このPCR検査は感度が調整出来るのでその設定も適切なのかも問題です。つまり感度が上げれば1個か2個のウイルスでも陽性と判断してしまう可能性があります
もちろん1個か2個のウイルスでは殆ど感染しません。こういう感度を上げ過ぎのPCR検査問題が有るのです。元々PCR検査はウイルスなどの微生物が存在するか、しないかを調べるもので、研究や時には犯罪捜査などに用いられては来たものです。だから極少数の発見に威力を発揮するものですが、これが効果が有りすぎるのです。
PCR検査は感染発見の装置ではなく、汎用性の装置をコロナの感染確認に使っているに過ぎません。これがこのような問題を引き起こしているのです。
ほんの数個のウイルスでは感染しているとは言えず、感染したと言えるには何10万個というウイルスがいて体内で増殖しているだろうと予想できて初めて感染という判断をするものなのです。
だからPCR検査の使い方としては明らかに症状出ている状態で何が原因か判らない時に、これがインフルエンザウイルスなのか、新型ウイルスなのかを判断する為の決定的な証拠として用いるものなのです。
つまり、何の症状の無い人に用いるのは間違った使い方になるのです。確かにウイルスは存在した。判るのはそれだけです。それがほんの数個のウイルスなのか、死んだウイルスなのか全く判らないのです。
だから、PCR検査で陽性が出ても医師が診断して、色々状況判断して感染と判断しないと、本当は感染していないのに新規感染者として登録されてしまうのです。これが水増しされているという理由です。
確かに当初は、新型がどんな病気が判らなくて、少しでも疑わしいのは、取り敢えず感染と判断した方が安心だったのでしょう。しかし用心の為の全員検査の様な使い方をするなら、もう少し感度を下げて、本当に感染が疑わしい人だけに絞る必要が出て来ているのだと思います。
新型感染者数「大幅水増し」疑惑報道は本当か(ダイヤモンド・オンライン)
#Yahooニュース
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