安倍首相の一斉休校の独断から辞任にドミノ
- 2020.10.07
- アフターアース
安倍首相の一斉休校の独断から首相辞任に繋がったという話。安倍首相が決断した一斉休校は大きな批判を呼び、その上効果は殆ど無かったと言われて来ました。その批判の大きさが、3月の欧州からの入国制限の後れに繋がったと言われています。また大きな批判浴びるのではないかという恐れから判断が遅れたのではないかと言われているのです。
それが感染者の急増を招き、4月の緊急事態宣言に繋がり多くの人命を失う事になりました。そしてこの事が安倍首相を苦しめ、持病の再発に繋がったと見られています。結局はこれが原因で辞任する事になるのですから、始めの一斉休校から悪い方へ悪い方へと繋がって行ってしまったという事のようです。
そう考えると、たった一つの決断が全ての運命を変えてしまったといえるでしょう。もし、学校の一斉休校なんてしなかったら、欧州の入国制限は素早く決断出来て、3月の感染者急増もなく、緊急事態宣言もなく、多くの人命が失われる事もなく、安倍首相が持病を再発する事もなく、辞任する事もなく、今も安倍政権が続いていたかもしれません。
まぁ、一斉休校は安倍首相の独断専行と言われていますので、正に自業自得なのですが、一つの判断がこうも運命を変えてしまう事に恐ろしさを感じます。
まだ、それでも日本は最悪の事態には陥っていないので、運が良い方なのかもしれません。この悪い流れも最悪の事態ではないと考えれば希望は持てます。もしかすると高望みなのかもしれません。あの時、こうしていれば、もっと被害が少なかったかもしれないと。
しかしこれでも充分に被害は抑えられてはいると諸外国からは見られています。だからあまりの高望みするのも良くないとは思いますが、やはりタラレバは頭に過るものです。もし、こうだったらもっと良い結果を得られたと。それは人間の限りない欲望でもありますが、これはある程度見切る必要があるのでしょう。
完全の状態を目指すより、ある程度の損は容認して、特上を目指さない。在り来たりの状態を容認する。普通の状態を良しとする。そういう心掛けも案外必要ではないでしょうか。
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