新感染症トランプ大統領の戦略シナリオ
- 2020.10.03
- アフターアース
感染したトランプ大統領の今後の大統領選はどうなるのか。今後のシナリオを考えてみましょう。まず、世界でも一番感染者が多い米国で感染するのは、珍しい事では無いですから、自らここに飛び込んで、自ら体験した大統領としてアピールするでしょう。
そこで軽症で済んでしまったら、新感染症なんてただの風邪だと主張して、自らの回復をアピールする事になります。こんな軽症で済むのに、営業規制など不要として経済優先を進める姿勢を強める筈です。
では重症化した場合は、ジョンソン首相の前例を倣うと思います。一度反省してある程度過ちを認め、医療関係者に謝辞を表明し、感染対策を徹底する方針を示すかも知れません。
いずれにしても自分に有利に働くよう、感染を利用するでしょう。転んでもタダでは起きない大統領ですから。既に言いましたが、この事態に投票の延期さえ選択肢の一つかも知れないです。
何せ前例がない事態ですから。勿論、自ら招いた事です。不注意というか無防備で大統領の資格を問われる事態だと思うのですが、そういう流れになっていません。これもトランプ大統領のキャラクターが為せる技なのでしょうか?
自ら体験する事により感染者の気持ちに寄り添う事が出来たとアピール出来ますので、これはポイントになるかもしれません。そこから経済対策を考えたとアピールすれば良いのですから。
これで気が良いバイデン氏は手加減するでしょうから、トランプとしては思わぬボーナスポイントになりかねません。余り人格攻撃などしなくなり、政策問題に焦点が移ってくれればと米国民としては思うでしょう。
この事は、どちらに転ぶか未知数の所が多くて、ハッキリとトランプ大統領のマイナスになると言い切れないのが、不思議な所です。勿論完全に不利な状況であるはずですが。バイデン氏はトランプ大統領の感染で負けたと言われないように絶対しなければなりません。
-
前の記事
アメリカ大統領選TV討論会はどっちが勝ったのか 2020.10.01
-
次の記事
go to 新感染に成りかねない東京の感染者数再上昇 2020.10.03