ゆうちょ銀行は不正取引と通常取引を区別出来るのか?

ゆうちょ銀行は不正取引と通常取引を区別出来るのか?

ゆうちょ銀行の不正取引は3年前から存在する事が分かった。所でゆうちょ銀行の不正取引は利用者の申告ベースらしいので、ゆうちょ銀行からは取引が正当なものか不正のものか全く把握出来ないらしい。

3年前から被害→公表せず拡大 ゆうちょ銀また顧客軽視

ということは、今までの引き出した分を全て不正のものですと利用者が申告したら、全て補償して貰える事になってしまう。今の事態が深刻なのは、ゆうちょ銀行側でこれが全く選別出来ない事ではないのか?

これは既に銀行としての機能を失っているのでは無いのか?金融庁はこの問題を真剣に捉えるべき。既に記憶が曖昧で自分で下ろしたのか、不正に引き出されたものなのか、判らない物はどう扱うのか。一体どうするのでしょうか。他人事ながら心配になってしまいます。

元々郵貯は国民の大半の財産を預かっているとして、民業圧迫とか隠し財産の宝庫とか、1人1口座までとか、様々な言われ方や規制があったのですが、民営化に伴ってかなり自由な活動が出来るようになりました。

その中で、杜撰な運営の部分があって、セキュリティの甘さの部分が狙われたのだと思われます。巨大な顧客を抱える為に利便性を優先させたとも言えますが、それが却って犯罪の隠れ蓑になった感じです。

ゆうちょ銀行は既に金融庁が管轄する民間銀行なのですから、金融庁も一般の民間銀行の様に厳しく監督しなければならない筈ですが、まだ総務省の息がかかるとあって手加減がされた経緯も見られます。

日本の一番の私有財産が犯罪者から取り放題であった事は日本の機構の大いなる欠陥を露呈した形となってしまいました。日本の金融システムが問われる事態ですから早急な修復が求められます。