Uber EATSはデリバリーサービスでは無かった!
- 2020.08.25
- アフターアース
Uber EATSをデリバリーサービスと勘違いしていませんか? Uber EATSはWebで完結している純然たるWebサービス業なのです。そう例えば、はてな、やNoteに代表されるようなWebで完結している企業と同じです。食品デリバリー等の実務はUber EATSが行っているものではありません。これが衝撃の事実なのです。
この利用規約がすごい 2020 【Uber Eats編】 – フジイユウジ::ドットネット
いわば、Uber EATSはマッチングサービスだけを行っているネット専業の会社であり、マッチングした結果、生じたトラブルは当事者で行ってもらうという契約のようです。
だから、配達上で起こった事故も配達人が全責任を負い、Uber EATSは全く責任が無いという訳です。Uber EATSは場所Aから場所Bに物を運ぶ人を募っただけでであり、物がA地点からB地点に移動すればミッションクリアとなるわけです。
これを食品を届けてもらいたい人から見てみると、注文主は誰か?レストランではUber EATSと契約して注文を依頼されますから、直接の注文者ですが本当の依頼主ではありません。これがオランダに本社があるUberBV社になるようです。
つまりネットで依頼を受けてUber EATSが仲介しUberBV社が代替え依頼主となってレストランに注文し、Uber EATSが仲介して配達人に受取りを伝達し移動場所を伝達して配達人が物を移動させるというスキームになっています。
このように一つの仕事を因数分解のようにバラバラにして目的を持たないように単純化して責任が発生しないようにするというビジネスモデルのようです。
ここで一連の流れを項目毎に見ていくと、Uber EATSとレストラン、Uber EATSと配達人、Uber EATSと依頼主、という3つの項目あります。ここでは分かり易い様にUber EATSと言ってますが契約はあくまでUberBV社です。以下契約は全て同じです。Uber EATSはUberBV社から請け負って具体的な指示だしを行います。
Uber EATSとレストラン
Uber EATSは予めマージン等の契約をしておきます。Uber EATSに注文が入るとレストラン側に注文します。レストラン側が料理を作って配達人に渡すとそこでこの取引は完了です。
Uber EATSと配達登録者
Uber EATSはそのレストランに一番近くにいる登録者に物の受取を依頼します。登録者は依頼を受けるか受けないか選択する。登録者が受けない場合は次に近い人の登録者に依頼が行くと思います。こうして初めて配達登録者が配達人に決まります。ですから最初から配達人がいる訳でも無いのです。つまりこの配達を受け時、初めてUber EATSと配達人の契約が成立します。受けるまでは全くの赤の他人なのです。
Uber EATSと食料依頼者
Uber EATSはアプリを通じて食料の移動サービスを告知します。そして依頼を受けたら、レストランに注文し、配達人に受取を打診して交渉成立後、移動が実行されます。配達人は移動先の玄関のベルを鳴らすか、置き配の場合は玄関前に置きます。これでミッションコンプリートです。なので品質とか状態は問われません。移動させるのが第一に達成させる目的だからです。※やっぱり評価する仕組みはあるのね、そりゃそうだ。
ここまで書いてきましたが、全て予想です。Uber EATSはかなり批判もありますが、フリーのエンジニア等の隙間時間を生かせる仕事として利用されています。これなども日本では決して生まれない肉食系の仕事なのだと理解出来ると思います。
Uber EATSが出前とは全く違うサービス等だと分かって貰えたでしょうか。Uber EATSがここまで出来るならUberの白タクサービスも何とか出来たのではないかと思ってしまいました。
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